ダンスやスノーボード、サーフィンなどをする人は、普段から体を大きく動かしたり体を傾けたりする動作が大きいため、バランスをとることを意識している人は多いと思います。このバランス能力高めるということは、先ほど挙げたような競技だけでなく水泳やサッカーといったスポーツでもフォームやパフォーマンスに大きく関わってきます。
今回は、スポーツにおけるバランス能力の役割とその鍛え方をお話ししてきます。
運動能力とバランス
バランス感覚が優れていることは、スポーツのパフォーマンスやフォームと大きく関係してきます。バランス能力が高いということは、体を支える能力がどのくらい高いかと言い換えることができます。体を支える能力が高ければ、足場が悪くても効率よく走ることができますし、運動エネルギーの伝達にも無駄が無くなってきます。
例えばリレーなどで、身長や筋力が同じでもバランス能力に差があれば走ったエネルギーを前に進む力に効率よく変えることができ速く走れるようになります。また、体を支える能力が高いため転びにくかったり、転びそうになっても怪我につながりにくいです。
バランスをとる能力は日常生活にも影響してきます。例えば、脚の裏が平になってしまう扁平足になったり姿勢を維持するための筋力の低下につながります。姿勢が悪くなれば、筋肉の柔軟性も悪くなってしまうなどバランス力の低下でいろいろな問題が出てきてしまうのです。
バランス力を鍛えるトレーニング
バランス力を鍛えるにはどうするのが良いでしょうか?おすすめは、足の裏を使ったトレーニングと体幹を鍛えることです。取り組めるトレーニングを紹介します。
カーフレイズ
カーフレイズは、まっすぐ立ってかかとを上げるトレーニングです。
- 肩幅よりも少し狭くして、壁際に立ちます
- 2~3秒かけて、少し前傾気味になるようにかかとをあげます
- 最高点まで上げ切ったら、1〜2秒停止しゆっくりかかとを下げます
- これを3〜5セット繰り返します
体幹トレーニング
体幹は上半身を支えるために重要になってくる筋肉です。上半身を支える筋肉を鍛えることで、ある程度のバランスに対して体勢をキープすることができるようになります。おすすめの体幹トレーニングは以下の記事で紹介しています。
足のトレーニング
他にも、以下のような簡単にできるトレーニングなどもあるので是非試してみてください。
- 足の指を動かしたり、開いたりする
- 片足で立つ
- バランスの悪い状況で動く
- 床に敷いたタオルの上に立ち、足の指で手繰り寄せる