バスケが上達するために欠かせない基礎の中でも、ドリブルは最も重要な1つですよね。スラムダンクでも花道が一番最初にドリブルの練習をひたすらやっていました。今回は、ドリブルを上達させるために必要なポイントや練習方法を紹介します。
ドリブルを上達させる意味
ドリブルを上達させると、パスやシュートに繋げる幅を大幅に増やすことができます。また、ハンドリングや周りをみる能力が高まりフェイントやオフボールの時の動きも向上していきます。これらが上達することで、試合の得点やファインプレーにつながりスタメンにも選ばれやすくなります。
練習する時に意識して欲しいポイント
ドリブルメニュー使って練習する場合に意識して欲しいポイントがいくつかあります。
ゴールを意識する
ドリブルに限らずどのような練習でもそうですが、ゴールを設定して練習することが大切です。どういう能力を伸ばすためにやっているのか、何のための練習なのかを認識しながらやることで上達のスピードが大幅に上がります。
前を向いて練習する
ボールを見てドリブルするのではなく、前を向いてドリブルしましょう。バスケットボールは、相手やチームメンバーがいる中でするスポーツです。ボールに気を取られていると、ゴールまでボールを持っていきたいのにディフェンスを抜いたりメンバーの位置を確認したりすることができません。自由自在にボールを操れるようになれば、自分の行きたい方向にボールを持っていくことも容易になります。
緩急をつける
ドリブルをするときは、緩急をつけることで相手のリズムを崩しやすくなります。リズムを崩すことができれば、相手のディフェンスを抜きやすくなったりパスを出しやすくなったりします。緩急をつけるには、以下の方法があります。
- 強く速くドリプルする
- 高低差のあるドリブルをする
- フットワークをつける
ディフェンスを意識する
常に相手がいることを意識しましょう。バスケットボールでは、ドリブルをしているときは常にディフェンスがついてきます。そのため、相手がボールを奪いにくいようにボールを維持することが重要になってきます。ポイントとしては、以下の点が挙げられます。
- 腰を落として姿勢を低く
- 遠い位置でドリブルをつく
- 腕を使ってボールを守る
おすすめの本
バスケットボール 超効率ドリル (身になる練習法)
バスケットコート以外でも効率的にできる練習メニューを紹介している本です。実践学園中学を2015、2016年の全国大会連覇に導いた著者が監修している本です。「この練習がなぜ必要なのか」「実戦にどう生きてくるのか」なども解説しており、考える練習を重視している本です。
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考える力を伸ばす! バスケットボール 練習メニュー200 (池田書店のスポーツ練習メニューシリーズ)
シュート、ドリブル、パスなどの基礎練習に加えて、1対1、チームプレイの発展練習など幅広い練習メニューを集めた本です。日立サンロッカーズのヘッドコーチ、2009年9月から日本代表ヘッドコーチを勤めている小野秀二監督が監修しています。プレイヤーだけでなく指導者にもおすすめできる本です。
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練習メニュー
左右ドリブル
足を左右に開いて、体の前で左右にドリブルをします。このとき片手で切り替えてドリブルをしましょう。
前後ドリブル
足を左右に開いて、体の横で前後にドリブルをします。
フロントチェンジ
左右ドリブルと同じように、左右に足を開きます。両手を交互に使って体の前でドリブルをします。
椅子ドリブル
椅子に座った状態で、足の下でドリブルをします。
壁ドリブル
フロントチェンジをしながら空いている方の手で壁をタッチします。
ステップドリブル
フロントチェンジをしつつ、フットワークを取り入れます。